AI教習システムを用いた研究発表が行われました。
11月8~11日に金沢で開催されたアクティブセーフティに関する国際シンポジウム「FAST-zero’23」において、弊社と共同研究を進めている東京大学の金秉炫氏による講演が行われました。
高齢運転者による交通事故の増加を背景に、「Driving Behavior Characteristics of Instructors in Right Turns at Intersections for Driver Assessment(交差点右折時における指導員の運転行動の分析)」という題目で発表を行いました。
高齢運転者の不安全な運転に関わる要素を把握するため、熟練ドライバー(指導員)と高齢運転者の運転行動とを比較することを目的に、本研究では高齢者の事故割合の高い右折時における指導員の運転行動を分析しました。
その際の車両の挙動と運転行動のデータ取得・分析にAI教習システムが活用されました。
今回の共同研究を通じて教習や講習以外の場面においてもAI教習システムの活用が可能であることを確認できたとともに、こうして安全な運転社会の実現に寄与できることを非常に嬉しく思います。
今後も引き続き研究を進め、新たな知見の習得や技術の発展に努めてまいります。